【宮崎】神楽の魅力をメタバースで発信 交流も企画

 神楽の魅力を広く知ってもらおうと、宮崎県はインターネット上の仮想世界・空間サービス「メタバース」上で基礎知識を学べるコンテンツや、舞手の視点から神楽を見られるVR(仮想現実)動画などを制作した。一部は既に県公式観光サイト「みやざき観光ナビ」の「バーチャル神楽」のコーナーから利用できる。

若者らや外国人へ


「神楽メタバース」の画面を紹介する河野知事

 県は神楽の国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への早期登録を目指しており、若者など幅広い世代や外国人に神楽の魅力を発信するのが狙い。

 県みやざき文化振興課によると、「神楽メタバース」では自身の分身「アバター」を作って仮想空間上を動き回り、神楽の基礎知識を学べる。チャット機能もあり、今後メタバース内で交流イベントも企画するという。

 また、神楽面の3D映像が出てくるおみくじや若手継承者へのインタビュー動画も同コーナーで見られる。VR動画は9月に大阪・関西万博の会場でお披露目する予定で、その後は同サイト内でも公開する計画。問い合わせは同課(0985-26-7099)へ。


advertisement