【大分】造船の廃材を活用 臼杵にコワーキングスペース

 大分県臼杵市の造船会社・臼杵造船所は、同社の廃材を再利用した市内初のコワーキングスペース「USUKI(ウスキ) BERTH(バース)」を開設した。JR臼杵駅や臼杵港に近く、出張者などの利用を見込むほか、高校生が無料で利用できる「学生応援プラン」も設けている。


廃材を使った机などが並ぶコワーキングスペース

駅や港の近く 学生応援プランも

 駅近くに学生が集える場所がなく、電車やフェリーなどの待ち時間に利用できる場所が少ないことから整備した。

 社宅用として買い取った元病院(鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積約850平方メートル)を2024年10月から改装し、1階の待合室だったスペース約210平方メートルに約40席を設けた。2、3階部分は、男性社員寮(1Kタイプ、17部屋)として使用している。


元病院の建物を改装した「USUKI BERTH」

 Wi-Fiと電源を無料で利用できるほか、食事の持ち込みも可能で、備え付けのレンジやウォーターサーバーもある。壁や机に足場板や船底を支える廃材を再利用し、壁に船舶の設計図を飾るなど、「造船のまち」を体感できる空間作りにも力を入れた。

 名称は、出会いや時間を共有できる「停泊地」にしたいと、船が停泊する波止場(バース)から名付けた。同社の山本勇一社長は「造船業に興味を持ち、働きたいと思う人の増加につながってほしい」と話している。

 利用時間は午前8時~午後10時で、不定休。利用料は1時間220円、月額6000円。支払いは専用アプリのみで可能。イベントなどでの貸し切りは、1か月前までに同社(0972-63-1011)へ予約が必要。


advertisement