【山口】火の山ロープウェイ「ゴンドラ」の譲渡先を募集
山口県下関市は、同市の火の山公園の再編整備事業に伴って運行を終えたロープウェーのゴンドラ2機について、市内在住の個人または市内に事業所を置く法人・団体を対象に無償譲渡することを決め、4月8日から募集を始めた。市が活用策などについて実施したアンケートでは、カフェや幼稚園での設置といったアイデアも寄せられており、市は「新たな場所で活用してもらえれば」としている。
再活躍の場を!
同公園の山麓と山頂部を結んだロープウェーは1958年に開業したが、同事業で固定循環式移動施設「パルスゴンドラ」に代わることになり、2024年11月に運行を終えた。
ゴンドラ2機はいずれも1978年製造で、高さ約2.4メートル、長さ約4メートル、幅約1.6メートル、重さ1.6トン。1機は同公園で25年11月に供用が始まったアスレチックエリアに展示され、もう1機は非公開で保管されている。
市は2機の活用に関して25年11月末~26年3月末、市の公式SNSなどを通じてアンケートを実施。513件の回答があり、約8割が活用を希望し、約7割が市費を投じる活用には慎重だった。この結果も踏まえ、市は譲渡を決めた。
譲渡の条件は<1>市内に設置する<2>広く人の目に触れ、市民に親しまれる活用をする<3>転売や不法投棄をしない<4>適切に維持・管理する――など。希望者は5月19日までに、市のホームページ上の専用フォームなどから市共創イノベーション課(083-231-5838)に申し込む。譲渡先は同26日に決める予定。応募多数の場合は抽選する。運搬・設置費用などは譲渡を受ける側の負担となる。
アンケートでは活用先について、カフェ・飲食店や保育園・幼稚園、バス停など様々な案が寄せられたという。4月8日の記者会見で発表した前田晋太郎市長は「市民の皆さんの思い出とともに歩んだゴンドラが新たな場所で活躍できれば」と述べた。譲渡や申し込みに関する詳細は市のホームページで確認できる。




