【宮崎】神楽の魅力を紹介 宮崎空港でイベント開催中

 ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)無形文化遺産に「神楽」が提案されることが決まり、同遺産登録への期待が高まる中、県内の神楽文化を紹介するイベントが宮崎空港(宮崎市)で開かれている。パネルが展示されるほか、土曜日には特別ステージも行われ、脈々と受け継がれてきた各神楽の魅力を楽しめる。4月19日まで。


会場に並ぶ神楽面など

ユネスコ無形文化提案を機に

 「みやざきの神楽 日本の神楽を、世界のKAGURAへ。」と銘打ったイベントは4月4日に開幕。会場の空港1階オアシス広場には、ユネスコ無形文化遺産に提案されることになった国指定重要無形民俗文化財に含まれる宮崎県内の「米良の神楽」「高千穂の夜神楽」「椎葉神楽」「高原の神舞」を紹介する写真やパネルなどを展示。神楽の舞台となる「神庭(こうにわ)」を再現したものや、面を身につけた等身大人形も用意されている。仮想現実(VR)技術を使って神楽を体験できるゴーグル(数に限りあり)もある。


「神庭」も再現されている

 無形文化遺産登録の実現に向けては、全国に伝わる国指定重要無形民俗文化財の各神楽の保存団体などでつくる全国神楽継承・振興協議会(会長=後藤俊彦・高千穂の夜神楽伝承協議会長)が国に尽力を要請。同文化財の神楽の数が全国でも多い宮崎県は、県などの行政機関も実現に向け熱心に取り組んできた。

 そんななか文化審議会が昨年11月、神楽を無形文化遺産に提案することを決め、国は今年3月までに提案書をユネスコに提出した。

11、18日は特別ステージ

 イベントでは「米良の神楽」に含まれる「村所神楽」(宮崎県西米良村)が、11日午前11時と午後2時から披露される。18日にも同じ時間帯に県指定無形民俗文化財の「船引神楽」(宮崎市)が披露される。

 村所神楽保存会のメンバーで、地元の村所八幡神社禰宜(ねぎ)の浜砂幸太郎さん(23)は「イベントで初めて神楽を目にする人もいると思う。神楽の知名度が上がってほしい」と期待する。宮崎空港ビルの担当者は「県内のみならず、海外の旅行客が各市町村に足を延ばすきっかけになればうれしい」としている。

 入場無料。問い合わせは空港ビル(0985-51-5111)へ。


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