不登校の子どもに配慮した柔軟な教育を行う「北九州市立あいおい中学校(仮称)」を市立教育センター(八幡西区)に開設する計画が進んでいる。市教育委員会が2027年4月の開校を目指しており、中学生約50人を受け入れたいとしている。
習熟度や関心に応じて柔軟に
文部科学相が指定する「学びの多様化学校」として開設する。全国に84の小中高や小中一貫校があり、年間の授業時間を減らし、習熟度に合わせた学習指導を行うなど、柔軟な教育が行われている。
あいおい中は各学年1クラスとする。全学年の年間授業時間は、学習指導要領に定められた1015時間から770時間に減らす。総合的な学習の時間では、一人ひとりの習熟度や関心に応じて学ぶ「My Time(仮称)」、職場体験や好きなテーマを探究する「発見!kita究(同)」といったプログラムを設けるという。
市教委によると、市内の不登校の児童生徒は増加傾向にあり、24年度は小学生993人、中学生1670人でともに過去最多だった。
市教委は、不登校生徒数の多い中学生を対象に多様化学校を設置することにし、有識者らでつくる検討会議の意見を聞くなどして基本計画をまとめてきた。
受け入れの対象は市内に居住し、前年度に不登校またはその傾向がある生徒。同中への転入学の意思や、登校して学ぶ意欲があることなども要件となる。募集方法は今後検討する。
市教委企画調整課は「学びの場の新たな選択肢として、一人ひとりに寄り添った学習を提供したい」としている。
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