【宮崎】循環型社会へ協定 霧島酒造とスタバが都城市と

 宮崎県都城市で共同店舗を運営する地元焼酎メーカーの霧島酒造とスターバックスコーヒージャパンは、市と協力して両社の焼酎、コーヒーかすの再資源化や環境教育などを推進する。循環型社会の構築を目指し、3者で連携協定を結んだ。

焼酎、コーヒーかすを再資源化


協定書を披露する(左から)江夏社長、池田市長、梅内本部長


 霧島酒造は焼酎製造の副産物の焼酎かすなどをメタン発酵させてバイオガスに生成する施設を運営し、焼酎製造時の燃料や発電に役立てており、スターバックスの市内2店舗で日々生じるコーヒーかすもこの施設で資源化することになった。今後は都城市も含めた3者でイベントなどを通じた市民への環境教育も行う。

二酸化炭素の削減も

 霧島酒造によると、協定に先立ち、同社ではコーヒーかすを3月上旬から1日あたり約20キロ受け入れている。一般家庭約1.4世帯が1日に消費する電気、ガスなどのエネルギーに相当する2.2立方メートルのバイオガスを生成でき、年間約0.9トンの二酸化炭素を削減できる見込みだという。

 4月27日に市役所であった締結式には、霧島酒造の江夏邦威社長、スターバックスの梅内哲也・西日本リージョン本部長、池田宜永市長が出席。江夏社長は地下水など地元の豊かな自然の恩恵により焼酎を製造できていると感謝し、「変わらぬ信念として環境への思いを持っている。(協定は)持続可能な社会への大きな一歩」と述べた。

 両社は1月、霧島酒造本社工場隣接地に、スターバックスの店舗などが入る共同店舗「KIRISHIMA GREENSHIP icoia(キリシマ・グリーンシップ・イコイア)」を開業し、新たなにぎわいの場となっている。


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