【大分】全力で風呂掃除するPR動画 誘客に県が制作
来年4~6月の大型観光企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、大分県は由布市や別府市などの温泉施設で県民が風呂を掃除するPR動画「さ、全力風呂そうじだ。」の公開を始めた。県民のおもてなしの心をアピールし、誘客を図る。
総勢230人超が出演
動画は「みんなで磨こう!おもてなしの心!」がテーマで、長さは約2分間。お笑いコンビ「Wエンジン」のえとう窓口さん(県出身)やSNSでの発信力があるインフルエンサー、一般公募で集まった県民の総勢230人超が出演している。
撮影は11月、由布、別府、竹田、九重、日田・天ヶ瀬の五つのエリアの7か所の温泉施設で行われた。たわしやデッキブラシなどを手にした老若男女が楽しそうに掃除する様子に加え、それぞれの温泉の趣や景観も楽しめ、湯巡りをしているような気分が味わえる内容になっている。
メイキング映像と合わせ、特設サイトで見ることができる。旅館の女将(おかみ)やバスガイド、観光施設の職員などの県内の観光関係者らが、旅のある日常が戻った喜びや来年への意気込みを語る全13種類のテレビCMも公開している。
佐藤樹一郎知事は12月7日の定例記者会見で「DCに向けて大分がまたにぎわいを取り戻し、みんなでお迎えをしましょうというメッセージがよく込められた作品になった」と語った。