1960年代に米国で大衆文化を取り入れて花開いた現代アートの魅力に迫る企画展「ポップ・アート 時代を変えた4人」(読売新聞社などの実行委員会主催)が、北九州市戸畑区の市立美術館で5月17日に開幕した。
4人はロイ・リキテンスタインとアンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ。漫画を引用したり、有名俳優を題材にしたりした版画をはじめ、スープの缶詰を描いて米国の豊かさを象徴した作品など約120点を展示している。
16日の開会式には美術関係者ら約50人が参加し、テープカットの後、内覧会が行われた。後小路雅弘館長は「ビッグネーム4人の作品を一堂にそろえ、今に続く文化を顧みられる」と話した。
6月29日まで。月曜休館。観覧料は一般1500円、高校・大学生1100円、小中学生900円。問い合わせは北九州市立美術館(093-882-7777)へ。