【宮崎】道の駅「フェニックス」 宮崎市が再整備を検討
日南海岸の絶景を望む道の駅「フェニックス」(宮崎市)について、宮崎市は老朽化した施設の建て替えを視野に再整備の検討を始めた。すでに民間企業から新規事業の素案を募る市場調査を進めており、年度内にも一定の方向性を出すことを目指す。
道の駅は、1965年に宮崎交通の「フェニックスドライブイン」として誕生。市が買収して2005年に現行の運営体制となり、日南海岸の眺望を目当てに年間30万人以上が立ち寄る観光地になっている。
一方、建築から60年を迎えた施設は老朽化が目立ち、コロナ禍で客足が減ったレストランも22年から営業を取りやめている。恵まれた立地を十分に生かし切れていないことから、今回の官民連携による再整備の検討が決まったという。
市は市場調査を10月末まで続け、結果を1か月程度かけて取りまとめる方針。市観光戦略課は「魅力的な景観を活用した場所にするため、民間との対話を通じて具体的な検討を進めたい」としている。
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