福岡県久留米市の卸売業者や農家が12月16日、市役所を訪れ、11月から出荷が始まった新たなブランド野菜「ミニ大根 美小姫(みこひめ)」を原口新五市長にPRした。
市中央卸売市場の活性化に向け、卸売業者の久留米青果と生産者が連携。20~30センチ程度の小ぶりの大根を美小姫としてブランド化し、販売することにした。
久留米青果などによると、美小姫は小ぶりだが、肉質がきめ細かく、煮ることで甘みが増すという。今年度から市内の農家8軒がアミノ酸入りの有機肥料を使って生産を始め、11月10日に初出荷した。シーズンは11月~6月中旬で、市内のスーパーを中心に販売しているという。初年度は7トン程度の出荷を見込む。
生産農家らとともに市役所を訪れた久留米青果の大津留秀樹社長は「小さい割に重さがあり、少しの衝撃でヒビが入りやすいが、それはおいしさの証し。久留米ブランドとして育てていきたい」とあいさつ。「ぶり大根」などで味わった原口市長は「やわらかくておいしく、おでんにもいいと思う。生だと歯ごたえがある」と舌鼓を打っていた。
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