"元祖"に迫る!「うまかっちゃん<久留米風とんこつ>」誕生
期間限定で販売される「うまかっちゃん<久留米風とんこつ>」
記事 INDEX
- 育ててくれた九州を元気に!
- "ふるさと"のラーメンに挑戦
- 「世代を超える思い出の味に」
豚骨味の即席袋麺「うまかっちゃん」を製造・販売するハウス食品(東京)は、新商品「うまかっちゃん〈久留米風とんこつ〉」を開発し、九州・沖縄・山口地区のスーパーなどで2月2日から期間限定で販売します。豚骨ラーメン発祥の地とされる福岡県久留米市のラーメン文化を盛り上げようと、特有の泡立つスープと強い豚骨風味を再現して、"元祖"の味を知り尽くす地元のラーメン店主らを驚かせています。
育ててくれた九州を元気に!
豚骨ラーメンは、1937年に同市で創業した「南京千両本家」が始まりとされます。地元のラーメン店7店でつくる「久留米・ラーメン会」(吉野亮会長)は、伝統の味を守りつつ、各店独自の工夫を凝らした一杯を提供し、各種イベントなども通じて、久留米ラーメンをアピールしています。
うまかっちゃんは「九州人による九州人のためのラーメン」として79年に発売。九州を中心に親しまれているロングセラー商品で、2025年12月末での累計販売数は約42億食にのぼります。
ハウス食品は、「うまかっちゃんは九州の皆さんに育ててもらった」という感謝の思いを込め、21年から「九州を元気にするプロジェクト」を展開。明太子や高菜漬けなど、九州にゆかりの食材とコラボした限定製品も出してきました。
"ふるさと"のラーメンに挑戦
今回の「久留米風とんこつ」もその一環。豚骨ラーメン誕生から2027年で90周年になることを踏まえ、「久留米ラーメン文化を盛り上げて恩返しを」と企画しました。
企画から完成までの約1年間、中心になって携わったのは、同社開発研究所の研究員で、久留米市出身の塚原優作さん(31)です。25年春には久留米に出張して3日間で計16杯のラーメンを平らげ、改めて舌で感じた"ふるさとの味"の再現に着手したそうです。
豚骨風味の調味料パウダーは、通常のうまかっちゃんの2倍以上の量を使用。新商品のためのオイルも開発し、バランスを何度も調整するなど試行錯誤して、久留米ラーメン特有のスープ表面の泡立ちや食欲をそそる強い風味を出せたといいます。
「世代を超える思い出の味に」
久留米商工会議所で1月21日に行われた発表会で、ハウス食品の伊藤賢治・パーソナル食品事業部長は「世代を超えて共通する思い出の味となるよう、しっかりアピールしていきたい」と力を込めました。
新製品を試食した久留米・ラーメン会の吉野会長は「久留米ラーメンの香りに気づき、忠実に再現してくれた袋麺は初めてなのでは。これを機に認知度がさらに高まればうれしい」と笑顔を見せました。
「うまかっちゃん〈久留米風とんこつ〉」は、希望小売価格1個136円(税別)、5個パック680円(同)。4月末頃までに、100万食の販売を見込んでいます。











