福岡県広川町新代の九州自動車道・広川サービスエリア(SA)上り線が12月17日にリニューアルオープン(新装開店)するのを前に、関係者向けの内覧会が16日、現地で開かれた。
広川SA上り線は、1973年に開設。老朽化に伴い、西日本高速道路が改築を進めていた。
改築後の店舗面積は、従来の約1.6倍にあたる約1100平方メートル。フードコートの座席数も約1.7倍の110席に増やした。店内は久留米絣(かすり)や大川組子などで装飾し、筑後地方の伝統工芸を感じられる空間にした。
フードコートでは、久留米ラーメンや、「八女もち豚」のステーキ、平打ち麺「筑後ごろし麺」などが味わえる。
土産物や特産品など約1200品並ぶ
ショッピングコーナーには、福岡、熊本両県のお土産品や特産品など約1200品が並ぶ。県産ブランドイチゴ「あまおう」などの果物や同SA上り線オリジナルの「いちごミルクドーナツ」のほか、久留米絣を現代的にアレンジしたもんぺなどの伝統工芸品も販売する。
カフェ・ベーカリーコーナーには「上島珈琲店」が入る。2026年春には「焼きそばの想夫恋」も出店する予定という。
17日は午前8時に開店。ショッピングコーナーと一部のフードコートは24時間営業で、一般道から立ち寄れるウェルカムゲートも新設した。
内覧会で氷室健太郎町長は「町の顔として、町を知ってもらう場所になることにも期待したい」と話した。
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