星野リゾートが門司港レトロにホテルを開業 2026年7月

 星野リゾートは12月15日、北九州市門司区に若年層をターゲットとしたホテル「BEB(ベブ)5門司港 by 星野リゾート」を2026年7月24日に開業すると発表した。同社が福岡県で宿泊施設を運営するのは初めて。関門海峡を挟んで対岸の山口県下関市にも12月11日に家族向けのリゾートホテルを開業しており、関門エリアで幅広い客層の宿泊需要の喚起を目指す。


「BEB5門司港 by 星野リゾート」の完成イメージ (星野リゾート提供)

 ホテルは美里建設(北九州市)が門司港レトロ地区に建設、所有する複合ビル(10階建て)の3~10階に入り、星野リゾートが運営を受託した。全119室の客室から関門海峡が望め、最上階には飲食物の持ち込みが可能で宿泊客がいつでも集まってくつろげる共用スペースも作る。

 BEBブランドとしては全国4か所目で、九州・山口では初。宿泊料は1泊1人税込み6600円(2人1室利用)からで、手頃な価格設定としている。

 星野リゾート企画開発グループの瀬尾光教(みつのり)ディレクターは「時間が止まったようなレトロな街並みや、対岸に沈む夕日といった風景を感じていただきたい」と話している。


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