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- 本が異例の売れ行き
- シロヤや白頭山が…
- フォトブースも登場
出版会社「地球の歩き方」(東京)は、2月に発刊した観光ガイドブック「地球の歩き方 北九州市」で取り上げた名所や名物をデザインしたグッズを、3月1日に売り出します。服飾のセレクトショップ「フリークス ストア」と共同で制作し、広報担当者は「ガイドブックに加えグッズも身につけて、地元の方にも観光客にも楽しんでもらえたら」と期待しています。
本が異例の売れ行き
「地球の歩き方 北九州市」は2月1日に発売されました。海外旅行のガイドブックとして知られる「地球の歩き方」シリーズでは12か所目の国内版で、九州内から取り上げられたのは初めて。市単位での制作も全国で初めてです。
北九州の魅力を400ページ(A5変型判)にわたって紹介し、観光スポットのほか、地元グルメや特産品、自然の中でのアクティブ体験などを掲載しています。
酒屋で買った酒類をその一角で立ち飲みする「角打ち」の作法や、“ド派手”な衣装で知られる成人式など北九州の”カルチャー”も網羅。「旅人も地元っ子も必読のキタキュー旅辞典」として、注目を集めています。
発売前から予約が相次ぎ、発売翌日には重版、月内に3刷も決定。累計発行部数は発売1か月足らずで5万7000部に上り、ガイドブックとしては異例の売れ行きとのことです。3日にJR小倉駅で開いた出版記念イベントでは、用意した230冊がすぐに完売しました。
シロヤや白頭山が…
一方で、同社はかねて「地域活性化に役立つさらなる取り組みを」と新たな展開を模索していたそうです。その中で、フリークス ストアとのコラボが決まり、第1弾として「地球の歩き方 北九州市」に登場する名所や名物のグッズ化が実現しました。
誕生したのは、Tシャツ6種類と、キーホルダー5種類です。いずれも、シンプルな線画が人気のイラストレーター・odakana(オダカナ)さんが描き下ろしました。
Tシャツ(税込み4950円)は、行列ができる小倉駅前のパン店「シロヤ」2種類、同駅ホームで営業する「ぷらっとぴっと“かしわうどん”」、サンドイッチの人気店「サンドウィッチ ファクトリー オーシーエム」、24時間営業の焼き肉居酒屋「白頭山(はくとうざん)」と、小倉駅がデザインされています。
キーホルダー(880円)にはそれぞれ、4店を象徴するイラストとロゴ、小倉駅発の切符が描かれています。
フォトブースも登場
販売は、小倉駅ビル内の商業施設・アミュプラザ小倉の西館3Fに3月1日オープンする「フリークス ストア アミュプラザ小倉ウィメンズ」で。フリークス ストアの公式オンラインストア「Daytona Park(デイトナパーク)」でも取り扱います。
店頭には、地球の歩き方の表紙デザインと一体化したような写真が撮れるフォトブースを期間限定で設置する予定。誰でも撮影できるそうです。