わたせせいぞうさん、北九州を描いた版画2点を市に寄贈

2025.05.20

 北九州市漫画ミュージアム名誉館長で、漫画家・イラストレーターのわたせせいぞうさんが、紫川など市の象徴的な景観を色鮮やかに描いた版画2点を市に贈った。


寄贈作品を手にするわたせさん(右)と武内市長


 同ミュージアムで開かれた企画展「画業50周年記念 わたせせいぞうの世界展」のために描き下ろした「紫川・春のデュエット」(縦58センチ、横47センチ)と、門司港の旧大阪商船を題材にした2002年作画の「海峡の街~潮風のプロローグ~」(縦39.5センチ、横34.5センチ)。


 小倉育ちのわたせさんは5月7日、2点を寄贈するため市役所を訪れ、武内和久市長と面会。寄贈作品について「きれいになった紫川は北九州復活のシンボル」と語り、「漫画好きのインバウンド(訪日外国人客)に応えられるよう、市が漫画の聖地に名乗りを上げてほしい」と要望した。武内市長は「漫画を通じて文化を発信するチャンスなので、知恵を絞りたい」と述べた。


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