【大分】日田祇園で2年ぶりに集団顔見世 7月20日開催
大分県日田市伝統の夏祭り「日田祇園」(7月26、27日)を前に、けんらん豪華な山鉾(やまぼこ)が勢ぞろいする集団顔見世(かおみせ)が7月20日午後6時半から、JR日田駅前で行われる。昨年は悪天候で中止になったため、開催は2年ぶり。最大9基の山鉾による一斉点灯や、呼び物の腰切り(方向転換)を正面からゆったりと見物できる観覧席のチケット販売が始まった。
日田祇園の曳山(ひきやま)行事は国指定重要無形民俗文化財。ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の無形文化遺産にも登録されている。集団顔見世は事前の調整を兼ねて1989年に始まった。本祭直前の木曜日に開いていたが、集客増などを目的に2023年から日曜日に変更した。
有料の観覧席は、日田商工会議所などでつくる実行委員会が設置する。100席限定で5000円。入場者には山鉾を彩る竹製の飾り「パイパイ」のミニチュア版を土産に渡す。
チケットは午前10時~午後4時、市観光協会で販売している。遠方の人は電話予約も可。売り切れ次第、終了する。問い合わせは同協会(0973-22-2036)へ。
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