福岡県大牟田市は、「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録され、10年になったのを記念し、7月8~21日、同市にある構成資産・三池炭鉱宮原坑をライトアップする。登録後初めて、黄色と緑色のライトを当てる。同市世界遺産・文化財室は「夜闇に浮かび上がる幻想的な光景を楽しんでほしい」としている。
登録10年を記念して
同室によると、初夏の涼風を感じさせる緑色の光を「巻揚(まきあげ)機室」の建物に当て、鉄材で組まれた第二竪坑(たてこう)やぐらには、黄色の光を使って、宮原坑を照らす一筋の光をイメージした。
同市では、宮原坑と専用鉄道敷跡、三池港が世界遺産に登録されている。
ライトアップは午後7時半~10時。期間中は、通常、夜間閉鎖している駐車場を開放する。見学無料。
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