もんぺ3000種!大丸福岡天神店で「久留米絣大博覧会」開催

 国の重要無形文化財に指定されている筑後地区の伝統工芸品・久留米絣(かすり)の魅力を紹介する「久留米絣大博覧会」が7月9日、福岡市・天神の大丸福岡天神店8階で始まった。3000種類以上のデザインの「もんぺ」などが並び、買い物客でにぎわっている。15日まで。

19の織元と問屋出店 シャツや羽織なども 


様々なデザインのもんぺが並ぶ会場


 主催する久留米絣組合連合会によると、久留米絣は生地の素材となる綿糸を織る前に藍染めする「先染め」が特徴で、染める回数によって色の深みが変わる。通気性が良く、軽い割に丈夫で、かつては農家の作業着などとして親しまれ、最近は普段着としても人気という。


 大博覧会には19の織元や問屋が出店し、シャツや羽織のほか、ネクタイやカード入れなども出品されている。会場には伝統的な工程を紹介するパネルも展示されている。同連合会の山村健会長は「着れば着るほど体になじむ。お気に入りの絣を見つけに来てほしい」と話した。開場時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。


advertisement

この記事をシェアする