【佐賀】涼を運ぶ「鍋島藩窯風鈴市」 伊万里市で開催中
佐賀県伊万里市の大川内山地区で、イベント「鍋島藩窯風鈴市」が開かれている。今年は地区に藩窯が開設されて350年で、恒例の「風鈴まつり」の名称が変更され、規模も拡大された。29の窯元が作った約3000個の風鈴をまちの至る所で観賞することができる。
藩窯開設350年で規模拡大!「写真映え」スポットも
約30年前、1軒の窯元が、皿や箸といった焼き物を製造している技術を活用し、風鈴を作り始めたことをきっかけに、2004年から始まった風鈴まつり。これまでは、各窯元の軒先などだけにつるされてきた風鈴だが、今年から、橋の欄干や広場、さらに地区の民家の入り口などにも飾られている。また、若い世代を呼び込もうと、「写真映え」する撮影スポットも増やした。
主催する伊万里鍋島焼協同組合の担当者は「今回のリニューアルは鍋島焼400周年に向けたもので、それまで風鈴市が続いてほしい。音が鳴る風鈴は全体の1割ほどのため、風鈴の音と風景がちょうど良いバランスで楽しめる」と話している。販売する風鈴の値段は、1個2000円程度が中心という。
午前9時~午後5時。入場無料。8月24日まで。問い合わせは、同組合(0955-23-7293)へ。
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