【熊本】外国人との共生へ!県が「方言ハンドブック」作成
熊本県内で働く外国人向けに、県は日常的によく使われる熊本弁と意味をイラスト付きで解説した「くまもと方言ハンドブック」を作成した。技能実習生として働く外国人は増えており、台湾積体電路製造(TSMC)の進出に伴う関連企業の集積で今後も増加が見込まれる。県商工政策課は「外国人の方言ストレス解決の一助となり、熊本に愛着を持ってくれれば」としている。
技能実習生らの増加を受け
ハンドブックには、「もだえてしてくれ(早くして)」「あとぜき(ドアを閉める)」など約60語の熊本弁を収録している。外国人には難解な「よか」「よかよ」は許可や同意、不要といった複数の意味があり、「話している人の気持ちや会話の流れで意味が変わります」と解説。日常、農業、介護の各場面でよく使われる方言のほか、「~ばい」といった語尾なども含む熊本弁をローマ字表記し、例文に英訳を添えて紹介している。
方言ストレス解決の一助に
熊本労働局によると、県内の外国人労働者は約2万4000人(2025年10月時点)で、届け出が義務化された2007年以降で最多となっている。日常会話レベルの日本語を習得している人が多い一方、方言が分からないことをストレスに感じているという声があり、ハンドブックの作成を企画したという。
方言を多用する高齢者と接する機会が多い農業・介護の事業所、働く外国人などに実施したアンケートを基に掲載する方言を選定し、県立大の馬場良二名誉教授が監修した。
A5判カラーで10ページ。「県全域」「県北」「県南」など地域ごとによく使われる方言を区分している。約6000部作成し、各市町村や熊本労働局などで配布しているほか、県のホームページからもダウンロードできる。問い合わせは県商工政策課(096-333-2342)へ。
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