【山口】火の山ロープウェイ「かんじゅ号」が新天地に到着
山口県下関市の火の山公園で運行を終えたロープウェーのゴンドラ「かんじゅ号」について、市から無償譲渡を受けた同市の寿工務店が、海を見下ろす同市上新地のモデルハウス敷地に移送、設置した。劣化部分の補修などを行い、9月にも交流・休憩スペースとして使用を始める。
高台の交流・休憩スペースに
ロープウェーでは「かんじゅ号」と「まんじゅ号」のゴンドラ2機(いずれも1978年製で高さ約2.4メートル、長さ約4メートル、幅約1.6メートル、重さ1.6トン)が運行されたが、同公園の再編整備事業に伴って2024年11月で運行を終了。市は「新たな場所で活用してほしい」と譲渡先を公募し、26年5月下旬に市内2社への譲渡を決めた。
かんじゅ号の移送は6月下旬に行われた。同公園からトラックで搬出し、本土と彦島を結ぶ彦島大橋を望む高台にあるモデルハウス「エコガーデン」に到着。大型クレーンでつり上げて、彦島側から見える位置に設置した。
寿工務店によると、今後は補修のほか、ペンキの塗り直しやロープウェーの歴史などを紹介する写真・解説パネル作りなどを進める。夜間はライトアップする計画だ。
幼い頃からゴンドラに親しんだという同社の乙部浩正社長(52)は「ゴンドラの思い出を振り返るとともに、彦島大橋の向こうに沈む夕日の眺めなども楽しんでいただければ」と話していた。
6月中旬に飲食店経営のヒマココ合同会社が移送したまんじゅ号は、同市彦島海士郷町の海沿いの牡蠣(かき)小屋敷地に仮置きされている。
advertisement




