須恵町の人口が3万人に 福岡市のベッドタウン化が進行

2026.07.09

 福岡市のベッドタウンとして人口増が続いている福岡県須恵町の人口が、6月末の住民基本台帳で初めて3万人に達した。町は節目となった転入者と家族を町役場に招いて記念品を贈った。

6月30日現在で3万13人

 町によると、6月30日現在の町の人口は3万13人。マイホームを構え福岡市から移り住んだ会社員・小松汰雅(たいが)さん(30)の長男・朔(さく)ちゃん(3)が、転入の受け付け順で「3万人目」となった。町役場で7月7日、平松秀一町長から朔ちゃんに「認定証」や、町のキャラクター「すえずきんちゃん」がデザインされたエコバッグなどが手渡された。

 汰雅さんは近隣の町の出身で「須恵は小さい頃からよく知っている、優しい人が多い町」と移住の決め手を語った。平松町長も「人と人のつながりが町の魅力として、30、40歳代に支持されるようになってきている」と語った。

 総務省が5月発表した2025年国勢調査(速報値)で町の人口は20年の前回調査から442人増えた。全国1719市町村のうち増加したのは161市町村(9.4%)にとどまっており、町は「成長する福岡都市圏への人口流入が続いている影響」とみている。

 一方、平松町長は「大きな産業がない町は他の自治体同様、やがて人口減の局面に入る」と指摘。その上で、「町に関心を持つ『関係人口』を確保して人口減の波を和らげたい。そのために『いい町』を意識して演出していく」と話している。


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