【佐賀】「有田雛のやきものまつり」世界最大の逸品も!

 有田焼のひな人形を展示、販売する「有田雛(ひいな)のやきものまつり」が、佐賀県有田町内で開かれている。世界最大の磁器製の座りびな七段飾りに加え、繊細に絵付けされた大小様々のひな人形が各所で飾られ、訪れた人たちを楽しませている。3月10日まで。

豪華!磁器製の座りびな


観光まちなかガイドが案内する世界最大の磁器製座りびな七段飾り

 同まつりは、有田焼の技術の高さを知ってもらおうと2005年から開催。20回目となる今回は、窯元や陶磁器販売店の計約150社が参加している。

 アリタセラに展示されている世界最大の七段飾りは、高さ2.7メートル、幅1.82メートルで、老舗窯元「しん窯」が3年がかりで制作。1体の重さは3~4キロで、女びなの顔はご成婚時の上皇后美智子さまをモデルにしているという。両親と訪れた佐賀市の幼稚園児(6)は「ひな人形の顔や彩りがきれいだった」と喜んでいた。

有田町内で3月10日まで

 伝統文化の交流プラザ「有田館」では、柿右衛門窯や香蘭社、欧州初の磁器の産地で、同町の姉妹都市、ドイツ・マイセン市の国立マイセン磁器製作所のひな飾りなども展示。このほか、インスタントカメラ「チェキ」を無料で貸し出し、思い出アルバムを作るコンテストイベントや、土日曜日は観光まちなかガイドが案内する「有田周遊ひいなバス」の運行もある。


有田館に展示されている柿右衛門窯や香蘭社などのひな飾り

 有田観光協会の岩崎信介さんは「絵付けをする窯元で、表情やデザインが違う。町歩きをしながら楽しんでもらいたい」と呼びかけている。

 問い合わせは同協会(0955-43-2121)へ。


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