スポーツ通して健康づくり ルリーロ福岡と柳川市が協定

 福岡県うきは市を拠点にするラグビーチーム「ルリーロ福岡」の運営会社と同県柳川市は、スポーツを通じた健康づくりや、イベント参加で協力することなどを定めた包括連携協定を結んだ。


協定を締結した松永市長(左から2人目)とルリーロ福岡の選手ら


 ルリーロは2022年設立で、現在は国内最高峰のリーグワン3部に所属している。所属チームのうち、企業チームではない唯一のクラブチームで、選手らは県南地域にある企業などで働き、夜間に練習している。

 自治体との連携協定は筑後市、久留米市などに続き10番目。柳川市役所で7月8日に行われた締結式では、運営会社の島川大輝代表取締役、昨季で引退しスタッフとなった西村光太さん、黒川ラフィ選手が出席した。

ラグビー教室開催 地域振興でも協力

 ▽柳川市主催イベントへの参加▽ラグビーやタグラグビー教室の開催▽観光・商工振興と地域振興――などで協力することを申し合わせた。松永久市長は「市民が健康で暮らせるまちづくりに協力してもらいたい」と期待を込めた。

 島川氏は「チームで、8月31日の水まつりで開催される『どんこ舟レース』にも参加したい」と張り切っていた。西村さんと黒川選手は「ラグビーはほかのスポーツからでも転身できる。足の速さ、機敏さ、タックルの強さなど活躍できる場面は多いので、子どもたちに楽しさを伝えたい」と話した。


advertisement

この記事をシェアする