使っていない土地をコスモス畑にしませんか――。福岡県直方市が市内に土地を所有する個人、企業、団体に向け、コスモス栽培への協力を呼びかけている。市が種を提供し、新たに4万平方メートルの花畑を生み出したい考えだ。
花文化観光都市を目指して
市内では、遠賀川沿いの「直方リバーサイドパーク」がコスモスの名所として知られ、秋には多くの人が訪れる。地域の景観向上や活性化を目的に、コスモス畑を増やそうと企画した。
対象は、1か所あたり3000平方メートル以上の土地で、休耕田などを想定。市が配布した種をまき、所有者の管理で育てることが条件となる。募集は7月末まで。8月までの種まきを予定している。
7月1日の記者会見で大塚進弘市長は「市が『花文化観光都市』を目指す一環。今年は河川敷以外でもコスモスを楽しんでいただきたい」と話した。問い合わせは、市商工観光課(0949-25-2156)へ。
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