「しろくま」シリーズなどで知られる人気絵本作家、柴田ケイコさんの原画などを集めた企画展「柴田ケイコとくいしんぼう」が、嘉麻市の市立織田廣喜美術館で開かれている。8月31日まで。
「食べること」テーマに210点 撮影スポットも
柴田さんは印刷会社勤務などを経て、2016年に「めがねこ」で絵本作家デビュー。オイルパステルで描いた温かみのある作風が特徴で、「しろくま」シリーズは9作まで発表されている。「パンどろぼう」シリーズはアニメ化が決まった。
今回は「食べること」をテーマにした作品を中心に、「しろくま」シリーズのほか、「ドーナツペンタくん」「パンダのおさじ」などの原画計約210点を展示した。設計図となる台割やラフ画なども並べ、制作の過程を知ることができる。作品に登場するシーンを再現したフォトスポットや、絵本を読むことができる「どくしょコーナー」もある。
同館の松尾梨沙学芸員は「大人もワクワクする絵本で、ふだん絵本に触れていない方も楽しむことができる」と話している。
7月20日と8月16日には、スタッフが柴田さんの作品の読み聞かせを行う。両日とも午後1時半スタートで、参加無料。企画展で紹介しているシリーズの絵本を取り上げる予定という。
入館料は一般1000円、高校生・中学生500円、小学生無料。月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜)。問い合わせは、同館(0948-62-5173)へ。
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