【熊本】八代亜紀さんをしのぶ「追悼のど自慢大会」開催

 熊本県八代市出身で2023年12月に73歳で亡くなった演歌歌手、八代亜紀さんに思いを寄せる「追悼のど自慢大会」が7、8月、同市で開かれる。八代さんが発表したオリジナル曲を歌う参加希望者を募っており、7月14日の予選会、8月2日の本選を経て、同3日の決勝は八代さんの専属バックバンドの生演奏で行われる。

参加希望者を募集


八代さんを追悼するのど自慢大会を紹介するチラシ


 8月2、3日の「第57回八代くま川祭り」に合わせた特別企画。市や八代商工会議所などでつくる同祭り振興会が主催し、熊本地震や九州豪雨などの災害の復旧、復興支援に取り組んだ八代さんに感謝の意を伝えようと企画した。

 予選会は市鏡文化センターである。参加者100人(超過した場合は抽選)がワンフレーズを歌い、審査員と機械で採点する。20人が本選に進み、「お祭りでんでん館」特設ステージで歌う。決勝は上位5人で争われ、天草市出身の演歌歌手、原田悠里さんが特別審査員を務める。

 八代さんは「舟唄」「雨の慕情」などのヒット曲で知られ、県民栄誉賞や八代市名誉市民証が贈られた。中村博生市長は「全国で人気があり、各地から参加していただけたら盛り上がる。思い出に残るものにできるように準備を進めたい」と呼びかけている。

 応募は無料。締め切りは6月28日。問い合わせは市観光振興課(0965-33-4132)へ。


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