【佐賀・長崎】松浦鉄道でこの夏も「ビール列車昼の旅」

 佐賀、長崎県内を走る第3セクター「松浦鉄道」(MR、本社・長崎県佐世保市)は2024年の夏も、企画旅行「ビール列車昼の旅」を行う。コロナ禍を乗り越えて昨年4年ぶりに復活したが、今回は秋、冬の企画列車運行とのバランスを取り、昨夏に比べ運行本数を大幅に減らした。参加者も抽選で決めることから、プレミアムがつく企画となりそう。


「ビール列車昼の旅」をPRするチラシ


 佐世保駅発着で佐々駅折り返しの「佐世保コース」は7月20日、8月4日の午後0時10分出発。伊万里駅発着で松浦駅折り返しの「伊万里コース」は7月21日、8月3日の午後0時5分出発。各日とも4人掛けボックス席が11ある観光列車「レトロン号」で走り、2~4人のグループでの参加を見込んでいる。

 ビールをはじめ酒類各種、ソフトドリンクは飲み放題で、オリジナル弁当付き。参加者自身でおつまみや飲料を好きに持ち込める。出発の20分前から乗車でき、すぐに飲食ができる。


使用されるレトロン号(松浦鉄道提供)

 昨夏のビール列車は計7本の運行だったが、今夏は4本に減った。「秋、冬にも企画列車を走らせており、季節のバランスを取った。かつては7~9月の3か月間で数十本運行した時代もあり、隔世の感だ」とMR営業広報部。昨夏は先着順で参加を受け付けていたが、「ビール列車の運行に気づいたら、すでに締め切られていた」との声があり、本数減と併せて抽選制を導入した。

 参加費は1人税込み5500円。当選者には電話でMRから連絡する。料金は当日、出発駅で現金で支払う。申し込み締め切りは7月実施分が同月11日、8月実施分が7月18日。電話でMR佐世保駅(0956-25-2229)へ。


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