【大分】昆虫写真を最新技術で紹介 県立美術館で「虫展」

 最新技術を駆使した昆虫写真などを紹介する「養老孟司と小檜山賢二『虫展』~みて、かんじて、そしてかんがえよう~」が7月13日、大分市の県立美術館で始まった。小さな虫たちの個性的な造形を、色彩豊かな拡大写真で楽しめる。8月25日まで。


オオゾウムシの巨大写真

 昆虫写真など約120点を展示。対象物の全てにピントが合う深度合成技法を使う写真家・小檜山賢二氏が撮影した体長3.2センチのオオゾウムシの写真は、縦約5メートル、横約8メートルに拡大され、足先の爪や複眼の様子まで克明に観察できる。トビケラの幼虫が水中で暮らすために作る巣を拡大した3D模型もある。

 解剖学者で昆虫愛好家としても知られる養老孟司氏の虫研究室をイメージしたコーナーや、3D撮影した昆虫を大画面で様々な角度から見ることができるコーナー、県内に生息する昆虫の標本の展示コーナーもある。


昆虫を様々な角度から見ることができるコーナー

 同館の木藤野絵主任学芸員は「子どもたちだけでなく大人も興味深く楽しめる」と話している。

 開館時間は午前10時~午後7時(金、土曜は午後8時まで)。観覧料は一般1200円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料。問い合わせは同館(097-533-4500)へ。


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