【熊本】熊本空港に「そらよかエリア」開業 飲食や撮影も

 熊本県益城町の熊本空港に、飛行機を利用しない人も気軽に立ち寄れる「そらよかエリア」が10月26日、開業した。地域住民や家族連れらも楽しめる新たな観光スポットで、関係者らがテープカットで開業を祝った。

利用者以外も気軽に

 そらよかエリアは、屋外広場(約4000平方メートル)、飲食店などが並ぶダイニングエリア(約2000平方メートル)、ビジターセンター(約5400平方メートル)の三つに分かれている。


開業した「そらよかエリア」の屋外広場

 屋外広場には、離着陸する飛行機とパイロット姿のくまモンを含んだモニュメント(高さ約2メートル、幅約5メートル)を一緒に写真に収めることができる撮影スポットと、阿蘇地域に生息し、幸せを呼ぶ青い蜂と呼ばれる「ブルービー」をあしらったミストシャワー、展望デッキにつながる階段などがある。週末には、地元産野菜の販売会や季節に応じたイベントも開催される。

 ダイニングエリアには、沖縄発の「ポークたまごおにぎり」の専門店、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」がすでに営業している。今後、台湾のタピオカドリンクやまぜそばを楽しめる飲食店や馬肉料理の専門店「菅乃屋」が順次開業し、計5店舗が並ぶ。

 ビジターセンターでは、修学旅行で訪れた児童・生徒らがSDGs(持続可能な開発目標)を学べるワークショップなどを開催する。

「にぎわいの創造に」


テープカットで開業を祝う関係者ら

 26日に行われた記念式典には、空港関係者や木村敬知事ら約100人が出席。熊本空港を運営する熊本国際空港の山川秀明社長は「飛行機に搭乗する方だけでなく、見送りや出迎えに来る方、地域の方にも楽しんでもらえる空港を目指して整備を進めてきた」とあいさつ。木村知事は「進化を遂げた空港が、にぎわいの創造につながることを期待する」と述べた。


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