【佐賀】秋の有田陶磁器まつり 11月20~24日に開催

 「第20回秋の有田陶磁器まつり」が11月20~24日、佐賀県有田町で開催される。「食と器でおもてなし」をテーマに、約150の窯元や陶磁器販売店が焼き物を並べるほか、六つの窯元では窯たきの様子などが特別公開される。


第20回秋の有田陶磁器まつりのパンフレット(画像はいずれも有田観光協会提供)

 特別公開は、今右衛門窯(22日)、柿右衛門窯(23日)、源右衛門窯(23日)、茂正工房(24日)、谷窯・深川製磁(23日)、天狗谷窯・有田ポーセリンパーク(23日)で実施される。このうち源右衛門窯の公開は23日午前8時~午後5時に行われ、職人が窯に薪(まき)をくべる様子を間近に見ることができる。


源右衛門窯の薪窯の様子

 今年は20回目の節目を迎えることから、もう一つのテーマに「伝統と技の響演」を掲げており、伝統芸能が披露される。樹齢約1000年の「有田の大公孫樹(おおいちょう)」や泉山磁石場では、有田磁器太鼓の演奏や日本舞踊公演などが楽しめる。また、泉山磁石場では20~24日の午前9時~午後5時、採掘場の見学ができ、通常は立ち入ることができない中央付近までスタッフが誘導する。


パンフレットの裏面

 このほか、22~24日には、町内の名所を観光ガイドが案内するツアー(いずれも午後1時半~3時で定員10人、1000円)が行われる。町内の飲食店23店では、有田焼の器を使った期間限定ランチを提供する。紅葉のシーズンにも重なり、大公孫樹は期間中の午後5~9時にライトアップされる。有田観光協会は「ゆっくりのんびり町歩きしながら、秋色に染まった有田を楽しんでほしい」と呼びかけている。問い合わせは同協会(0955-43-2121)へ。


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