【山口】井筒屋宇部店跡の交流施設は「ときわスクエア」に

 山口県宇部市は、旧山口井筒屋宇部店跡(宇部市常盤町1)に整備を進めている「常盤通りにぎわい交流拠点施設」の愛称を「ときわスクエア」に決定したと発表した。応募があった495点の中から、市民らの投票により決まった。


「ときわスクエア」の完成イメージ(宇部市提供)

 施設は現在建設中で、2027年にオープンを予定する。建物は3階建て、延べ床面積は4700平方メートル。1階にはカフェや民間事業者が入るテナントエリアを設ける。2階には科学実験などを体験できる「サイエンスラボ」、妊娠や子育てに関する相談窓口を置き、3階の大部分は子どもたちが自由に遊んだり絵本を読んだりできるプレイゾーンにする。

 市などは24年夏、愛称のアイデアを募集して五つの候補を選定。秋に行った投票で、「ときわスクエア」は投票総数3559票のうち次点に30票差をつける830票を集めた。

世代つなぐ「交差点」に

 考案した同市の田村宗久さんは「略して『ときスク』と親しみを込めやすい。スクエアには交差点などの意味があり、色々な人が行き交い、過去、現在、未来、若い人、ご年配の方すべてにつながる交流拠点になってほしい」と、愛称の理由を説明している。

 1月の記者会見で発表した篠崎圭二市長は「いろんな思いが詰まった施設。しっかり市民に活用してもらって、交流を深めて広げてもらい、宇部市の新しい可能性が生まれることを期待したい」と語った。


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