【長崎】地域猫の日々を撮影した写真展 長崎市で開催中
地域で世話をする「地域猫」の日々の様子や、保護された時からの表情の変化などを写した「ひと・まち・ねこ写真展」が2月1日、長崎市馬町の市民活動センター「ランタナ」で始まった。入場無料で2月28日まで。
保護活動に取り組む永野さん撮影
同市出雲で5年前から、街づくりの一環として野良猫の保護を行っている永野裕子さん(44)が撮影した24枚が展示されている。
永野さんは猫が多い長崎の旧外国人居留地で、餌付けをしてかわいがる人がいる一方で、多頭繁殖やゴミをあさるなどして厄介者扱いされている状況に着目。「ネコーディネーター」として、猫の居場所づくりなどの活動を展開している。
「猫が好きな人も、そうでない人も過ごしやすい街にしたい」と自治会も巻き込んで、猫の不妊・去勢手術や保護を実施。これまでに地域猫として助けた猫たちは130匹にのぼる。
2月8日午後1時半からは、永野さんと市動物愛護管理センター所長らが「人と猫が幸せに暮らすために」をテーマにしたトークセッションも行う。永野さんは「猫をきっかけに、街づくりや環境美化にも目を向けてもらえれば」と話す。申し込みはランタナ(095-807-6518)へ。