【山口】錦帯橋を世界遺産に 県が「推進室」を設置へ

 国の名勝・錦帯橋(山口県岩国市)の世界文化遺産登録に向け、県が2025年度に専門の部署「錦帯橋世界遺産推進室」を設置する方針を固めたことが、関係者への取材でわかった。国の文化審議会が作業部会を設置し、国内候補のリスト「暫定一覧表」の拡充などを検討していることを踏まえ、一覧表への記載を求める取り組みを強化する。


世界文化遺産の登録を目指している錦帯橋(2024年11月撮影)

 関係者によると、錦帯橋を含む世界遺産に関する事業は、県文化振興課内にある世界文化遺産推進室(5人)が担当している。新たな部署は各課と同列に格上げし、錦帯橋に関する業務に特化して理解促進などの取り組みを進める。部次長級の職員をリーダーに7人程度の体制になる見通し。


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