【熊本】アンパンマン生みの親「やなせたかし展」開催中

 アンパンマンの生みの親、やなせたかし氏(1919~2013年)の原画など約270点を展示する「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が熊本市中央区の市現代美術館で開かれている。6月30日まで。


アンパンマンのアクリル画などが並ぶ会場

 2026年に「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」(高知県香美市)が開館30周年を迎えることを記念した展覧会。市現代美術館で初めて開かれ、以降は全国を巡回する。

 やなせ氏は高知県出身で、復員後に新聞社で雑誌編集を担当し、漫画家として独立。「人を喜ばせること」をモットーに詩人や絵本作家などとしても活動した。会場では広告漫画や詩、絵本の原画も展示し、幅広い成果が見られる。

アンパンマンの誕生コーナーも

 「アンパンマンの誕生」と題したコーナーでは、初期の漫画やアンパンマン、ばいきんまんといったキャラクターが登場するアクリル画などを展示。冨沢治子学芸員は「様々な作品があり、どんな世代の方でも作品から気づきを得られると思う」と話している。

 一般1500円、高大生1000円、中学生以下無料。火曜休館。午前10時~午後8時。問い合わせは同美術館(096-278-7500)へ。


advertisement