ようこそ！世界水泳 福岡らしいグルメや企画でおもてなし
大会マスコットの「シーライ」と「シャーニー」（博多祇園山笠と博多どんたくバージョン）
記事 INDEX
- ファンゾーンで楽しんで！
- スイーツもプールの雰囲気
- ビーガン対応のメニューも
国内外のトップスイマーが集う「世界水泳選手権2023福岡大会」が７月14日、福岡市で開幕します。国内はもちろん世界中から多くの選手や観客が訪れる見通しで、来場者を迎えるファンゾーンの開設など、おもてなしの企画が各地で用意されています。
ファンゾーンで楽しんで！
福岡大会は7月30日までの期間中、競泳や飛び込み、アーティスティックスイミングなど6競技が行われます。約200の国・地域から約2400人が出場し、40万～50万人の来場が見込まれる一大イベント。同市での開催は2001年以来2回目ですが、今回は「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」(8月2～11日)も行われ、前回以上の盛り上がりが期待されています。
フクオカイチバのイメージ（提供：世界水泳選手権2023福岡大会組織委員会）
来場者に福岡の文化や食も満喫してもらおうと、競技会場の一つ、マリンメッセ福岡B館(博多区)の隣には大会組織委員会がファンゾーン「Fukuoka Ichiba(フクオカイチバ)」を7月14日に開設します。
観戦チケットがなくても無料で入場でき、競技の模様を大型ビジョンによるパブリックビューイングで楽しめます。福岡の夏の風物詩・博多祇園山笠の「舁(か)き山笠(やま)」も展示。今回のために作られた山笠は、通常の約1.5倍にあたる6メートルもの高さがあり、関係者は「福岡らしい写真を撮るのにオススメです」と話します。
フクオカイチバに登場する舁き山笠（提供：福岡市）
飲食ブースには約10台のキッチンカーが並び、ラーメンや明太子といった福岡ならではのグルメを用意。ビーガン(完全菜食主義者)向けや、イスラム教の戒律に則したハラルのメニューも提供します。7月30日までの土日・祝日には、市内各地で営業する屋台も集まる予定です。
フクオカイチバの開設は8月11日まで(7月31日～8月4日は一時閉場)。大会ホームページで詳細を紹介しています。
スイーツもプールの雰囲気
福岡市動植物園(中央区)では、プールをイメージした2種類のスイーツが7月14日～8月11日に登場します。
碧いプールサイド(左)とバタフライソフト（提供：福岡市動植物園）
動物園正門のレストラン「カフェ・ラソンブレ」の「碧(あお)いプールサイド」(税込み800円)は、青色のソーダを使用。植物園入り口の売店「おやすみ山」が販売する「バタフライソフト」(同500円)は、バタフライ泳法から着想。青色の花「バタフライピー」を混ぜ、甘い味わいになっているとのことです。
植物園内の展望台からの夜景（提供：福岡市動植物園）
また、世界水泳の来場者らが夜の観光も楽しめるようにと7月15、22、29日の17～21時、通常は閉園している植物園を入園無料（駐車料金は必要）で特別開園します。音や光による演出、キッチンカーの営業などを行い、園内の展望台からの夜景などとあわせ、福岡での思い出をつくってもらう考えです。
このほか、動物園ではペンギンプールにフォトスポットを設けるなど、大会のムードを盛り上げます。
ペンギンプールに設けられたフォトスポット（提供：福岡市動植物園）
ビーガン対応のメニューも
JR博多駅近くのホテル日航福岡(博多区)では、肉や卵など動物由来の食材を使わないビーガンメニューを7月31日までの期間限定で用意しました。1階「ティー&カクテルラウンジ」で提供します。
ビーガン対応の「ひよこ豆ファラフェルステーキ 焼玉葱のソース ヴィーガンチーズとピクルス添え」（提供：ホテル日航福岡）
ひよこ豆を使ったハンバーグステーキ(税込み2700円)で、コリアンダーやパクチー、クミンなどのスパイスを使い、しっかりとした味わいに仕上げたそうです。カシューナッツとレモン果汁で作ったシェフ特製のチーズも味を引き立てます。
ロビーでは鎧兜がお出迎え（提供：ホテル日航福岡）
ホテル1階のメインロビーでは、海外客らに日本文化に触れてもらおうと、福岡県立香椎工業高校の生徒たちが制作した鎧兜(よろいかぶと)6領を展示。多くの来館者が足を止めて写真に収めているそうです。ホテルの広報担当者は「福岡での一大イベント。大会関係者や観客の方々に歓迎の思いを示したい」と話しています。
各自に合った食事はウェブでも案内
世界水泳の期間中、ビーガンやグルテンフリーなどの料理を提供する飲食店の情報は、福岡市がウェブ上に設けた「福岡おもてなし店舗」で検索できます。「サービス・設備」の欄から「ベジタリアン対応」「ハラール対応」などを選ぶと、該当する店が示されます。
情報提供はこちら chevron_right
