福岡県警は防犯アプリ「みまもっち」に、ニセ電話詐欺に使われた番号を検索したり、海外からの着信を遮断したりする新たな機能を10月から導入した。警察庁が集約する詐欺関連の電話番号のデータベースを活用しており、検索機能付きの防犯アプリは全国初という。ニセ電話詐欺による被害が相次ぐ中、怪しい番号からの着信を食い止める狙いがある。(新島未南)
ニセ電話の番号を検索
海外着信や非通知遮断
アプリ内にある「これ詐欺!?」のボタンから「電話番号を判定したい」を選択すると、検索画面が表示される。入力した番号が過去に詐欺に使われたものであれば、赤色の背景で「危険度:高 特殊詐欺の可能性あり!」との警告画面が浮かび上がる。
県警によると、9月末時点で、県内のニセ電話詐欺の認知件数は1340件(前年同期比150件減)、被害額は81億2000万円(同15億9000万円減)。SNS型を除く、ニセ電話詐欺で使われた番号は「+1」や「+44」などで始まる国際電話がおよそ半数を占めるという。
8月上旬には、福岡市内の女性(当時26歳)が計約1000万円相当の暗号資産をだまし取られる事案が発生。国際電話から着信があり、宅配業者を名乗る男に「個人情報が漏れている可能性がある」と告げられた後、北海道警をかたる男から「調査するため」などと送金を求められた。
大切な人が詐欺に
遭わないために!
みまもっちには検索機能のほか、国際番号や非通知からの電話を自動でブロックする機能も追加。アプリの画面から設定ができる。
県警犯罪抑止対策室の村田圭介室長は「携帯や固定電話にかかってきた番号を自分たちで調べることが可能になる。大切な人が詐欺に遭わないための方法の一つとしてアプリを活用してほしい」と呼びかけている。







