【山口】ハートにお願い! 岩国のシロヘビ・ラブちゃん人気
国の天然記念物「岩国のシロヘビ」を展示する山口県岩国市の「岩国シロヘビの館」で、頭部にハートマークの模様のある個体「ラブちゃん」が人気を集めている。ハートにちなんで恋愛運アップの御利益を得ようと願う人々が連日、スマートフォンなどで撮影している。
<岩国のシロヘビ> 岩国市に生息。アオダイショウの白色変種が遺伝形質を維持して特定地域に生息している例は極めて貴重とされる。大正時代に生息地として天然記念物に指定され、1972年に「岩国のシロヘビ」に指定替えされた。現在、市と岩国白蛇保存会が保護活動を進めている。
ラブちゃんは昨秋に生まれたアオダイショウの白色変種で体長約50センチ。雌雄は分かっていない。同館によると、ハートマークは毛細血管が透けて見えていると考えられ、ごくまれにこの形になるとされる。同館では頭にハートの模様を持つ個体をラブちゃんと呼び、現在の個体は10代目。模様の鮮明さと元気のよさは歴代有数という。
岩国のシロヘビは江戸後期の文献に存在が記録されており、梅雨時期に姿を見せることから「梅雨左衛門」と名付けられた個体もいた。古くから家の守り神や弁財天の使いとして大切にされ、金運の御利益があると考えられているが、ラブちゃんの出現で同館は恋愛運のスポットにもなった。
原田隆樹館長は「売店でのハンカチの売り上げは、ラブちゃん柄と通常のシロヘビ柄とでは9対1ほど違う。若い男女の中には、より近づいて見ようと、飼育ケースにおでこをぶつける人が多いです」と話す。
にょろにょろと活発に動く姿に、来場者は「ここでラブ運をつかむ」「思ったより小さく、赤く丸い目もかわいい」などと話しながらスマホで撮影していた。銀婚式を迎えた熊本市の男性会社員と妻は「見た人みんなが幸せになれますように。私たちもさらに仲良くしていきたいです」と語った。
ハートマークは脱皮や成長で薄れていくため、1年後には見えなくなる可能性が高いという。




