【佐賀】県立宇宙科学館の新館長に初の現役JAXA職員
4月から佐賀県立宇宙科学館(武雄市)の新館長となる宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報部参与の鈴木明子さん(59)が3月28日、県庁で山口祥義知事に就任を報告した。現職のJAXA職員が館長を務めるのは初めて。
鈴木さんは東京都出身。主に広報業務を担当し、2020年に探査機「はやぶさ2」から分離されたカプセルが地球に帰還した際は広報部長を務めていた。4月からJAXAと同館の両方に在籍する形となり、県と東京を行き来しながら活動する。県は21年にJAXAと連携協定を締結しており、さらなる関係の発展が期待される。
鈴木さんは「広報担当として学んだ経験を生かせる現場。佐賀の文化や自然も学びたい」と期待を膨らませていた。
元JAXA職員の渡辺勝巳館長(76)は4月からシニアアドバイザーに就き、同館「宇宙発見ゾーン」改装の監修を続ける。