コンビニエンスストア大手「セブン―イレブン・ジャパン」は11月12日、北九州市との包括連携協定締結15周年を記念し、同市にちなんだ商品を販売する「うまいっちゃ!北九州フェア」を始めた。11月25日まで、同市内や京築地域、中間市など計231店舗で実施する。
同社は北九州市と2009年に協定を結んで以降、地域の食材を使った商品を販売して市の魅力をPRしているほか、子どもの見守りなどにも協力している。
フェアでは、文化庁が地域で受け継がれてきた食文化として「100年フード」に認定した「サバのぬか炊きおむすび」(税込み138円)や「焼うどん」(同615円)と、同市の料理人が考案し、学校給食で提供された「牛肉のしぐれ煮どんぶり」(同594円)、「肉団子のカラフル甘酢あん」(同278円)の4品を販売。売り上げの1%は同市学校応援基金に寄付し、市内の学校教育に役立てられる。
12日は市役所で発表会が開かれ、同社の有吉敏宣・オペレーション本部北九州地区ゾーンマネジャーが「フェアを北九州市の良さを知ってもらうきっかけにしたい。今後も商品展開を通じて食の魅力を伝えていきたい」とあいさつ。サバのぬか炊きおむすびを試食した武内和久市長は「サンショウの香りがして、ご飯とよく絡んでおいしい」と絶賛していた。