【大分】「宇宙タコ」食べてみて 国東の企業などが開発

 「宇宙港」計画が進む大分空港がある大分県国東市の企業などが開発したタコの加工品「宇宙タコ」の販売が5月1日、同空港で始まった。スパイスを利かせており、宇宙にちなんで「スペイシー味」と表現。将来の宇宙食を目指している。

大分空港で販売


どんなお味?


 同市特産のマダコを使い、海産物を扱う国東物産と吉本興業が共同で開発した。海外の砂漠を走る吉本興業所属の「大分県住みますランナー『爆走SAKI』」として活動する河原紗希さんの「おいしい携行食品を作りたい」「大分の魅力をもっと伝えたい」という思いから開発が始まったという。


 たんぱく質やミネラル、疲労回復が期待されるタウリンなどを含み、お酒のつまみやご飯のおとものほか、料理にも使えるという。味付けしたタコを熱処理したり、乾燥させたりして製造されていて長期保存も可能だ。


「宇宙タコ」を持つ(左から)松井市長、河原さん、野田専務

 この日は、国東物産の野田大輔専務や河原さんらが同市役所を訪問し、松井督治市長に発売を報告した。試食した松井市長は「『スペイシー』な味でおいしい」と感想を語り、「誰もが宇宙に行ける時代が来た時に世界中の方に宇宙空間で食べてほしい」と期待した。

 乾燥して身が縮むため、味の微調整などに苦労したという河原さん。報道陣に対し、「栄養満点でおいしく、どんなところでも食べられる。ぜひ購入してほしい」と話した。

 価格は45グラム入りで1000円(税別)。


1日に発売された「宇宙タコ」


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