【山口】コンニャクが巨大な花咲かせる 宇部

 東南アジア原産のコンニャクが山口県宇部市野中のときわミュージアム「世界を旅する植物館」で巨大な花を咲かせた。同館によると、同種の開花は国内3例目。5月20日、珍しい花を一目見ようと、多くの見物客が詰めかけた。


開花したアモルフォファルス・デカス・シルヴァエ


 インドネシア・ジャワ島原産でサトイモ科の「アモルフォファルス・デカス・シルヴァエ」。2018年夏に同館が種芋を鉢植えしたもので、18日夜に栽培5年目で初めて開花した。


 高さ約2.7メートル。角のように伸びた「付属体」を、花びら状の葉「仏炎苞(ぶつえんほう)」が覆う独特の容姿で、19日午前には魚や肉が腐ったような独特の臭いを放っていたという。

 開花期間は2日程度だが、付属体は数日間は見られる見込み。周南市下上から訪れた主婦(59)は「貴重な機会に巡り合えてよかった」とうれしそうだった。


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