【山口】宇部で育てたキクイモ焼酎 起業家らが販売

 山口県宇部市の起業家らでつくるグループ「いちご会」(吉田弘美会長)が、市内で育てたキクイモを原料にした焼酎「KIKUIMO」を販売している。癖のないフルーティーな味わいが特徴といい、会は「宇部を好きになるきっかけになればうれしい」としている。


焼酎「KIKUIMO」の販売を始めた「いちご会」のメンバーら

 キクイモはキク科の多年草で、ショウガのような形をしている。2022年4月、市の新たな特産品にできないかと小野地区の休耕田で栽培を始めたところ、今年1月、約170キロを収穫した。

 製造は、島根県益田市の酒造会社「岡田屋本店」に委託。米も加えて発酵を促した。吉田会長は「どんな料理にも合う」と胸を張る。

 同会は宇部市内の別の休耕田でもキクイモを栽培しており、今後、他の加工品の製造・販売も検討している。

 焼酎は1本720ミリ・リットル(1738円)。5月下旬から酒類販売会社「リカースペース太陽」(山口県山陽小野田市)の県内9店舗で販売している。問い合わせは同社(0836-84-3758)へ。


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