【山口】「吉野家」県庁所在地を制覇へ!待望の山口出店

 牛丼チェーン「吉野家」の新店舗・山口中央店が6月14日、山口市中心部にオープンする。これまで47都道府県庁所在地で唯一、店舗がない空白地だった。“吉牛(よしぎゅう)”ファンの市民からは待ちに待った出店に喜びの声が上がっている。

6月14日オープン


オープン準備が進む山口市の吉野家山口中央店

 新店舗は山口市役所から約1キロ離れた県道沿いで、現在、オープンに向けた準備が進む。吉野家によると、全国の県庁所在地では1998年に46番目の出店となった高知市以来、四半世紀ぶりという。

 吉野家は68年に全国展開に着手し、国内に約1200店舗ある。県内にも下関市などに計9店舗あるが、山口市ではこれまで「幹線沿いでドライブスルーが設置できるといった条件に当てはまる土地が手に入らなかった」(担当者)。

 信用調査会社・帝国データバンク山口支店は、全国の県庁所在地で3番目に少ない人口規模(約18万9500人)を挙げ、「黒字が見込める立地がなかなか見つからなかったのだろう」と推測する。

 防府市の店舗まで車で30分以上かけて通ってきたという山口市職員(30)は、「待ちわびていた。気軽に食べられるのが楽しみ」と声を弾ませた。


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