【鹿児島】天文館の新アーケード案発表 来年6月着工へ
センテラス天文館前(鹿児島市)の市電をまたぐアーケード建設を計画している実行委員会は7月12日、デザイン案を発表した。2025年1月の完成を目指す。
白を基調とし、全長28.5メートル、幅14.2メートル、高さ9メートルを想定。市内の設計事務所が考案した。薩摩藩主・島津重豪(しげひで)が天体観測所を設けたことが「天文館」の由来になったことから、日中は白い雲、電飾が点灯する夜間は星空をイメージしたという。
工事費は約2億6000万円。有馬勝正委員長(80)はデザインに加え、維持、管理しやすい点を選定理由に挙げ、「雨や灰が降る日でも影響を受けにくい。回遊性の向上に期待したい」と話した。
8000万円を目標に9月から募金や寄付の受け付けを始め、来年6月の着工を予定しているという。