【くらし】福岡、十八親和が引き上げ 住宅ローン金利8月

 九州・山口の主要地方銀行が1日までに公表した8月の住宅ローン金利は、福岡銀行と十八親和銀行が、固定10年の金利を前月3日時点から0.15%引き上げて、1.4%とした。指標となる長期金利が上昇基調となったため、福岡銀は「市場動向を踏まえた」としており、今後、他行も追随する可能性がある。


 日本銀行が7月28日に金融政策の修正を発表したことで国内債券市場の金利が上昇したためで、メガバンクも8月の固定金利を一斉に引き上げている。

 九州・山口のほかの主要地銀は据え置いたが、メガバンクなどにやや遅れて市場の変動を反映する傾向があり、今後、金利の引き上げに動く地銀が出るとみられる。

変動は据え置き

 変動金利は、指標となる短期金利が動いていないため、各行とも変更がなく、金利は0.475~0.825%となっている。昨年以降、小幅な引き上げが続いている固定とは金利差が拡大しており、主要行では約9割の利用者が変動を選択している。


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