【佐賀】唐津市と新日本プロレスが職員募集のコラボ動画　

　佐賀県唐津市が2024年4月から働く職員を募集するため作成した動画が注目を集めている。市がコラボする新日本プロレスリングと共同で制作。所属の人気レスラー・真壁刀義選手が「特命人事課長」として、求める人材を熱く語っている。

採用試験への応募を呼びかける真壁選手（唐津市提供）

「特命人事課長」にレスラーの真壁選手

　唐津市外から職員採用試験の申込者を増やす目的で、市人事課が動画制作と動画投稿サイト「ユーチューブ」での配信を企画した。真壁選手の起用は新日プロが提案。こわもてのキャラクターにもかかわらず、大好きなスイーツのリポーターや俳優業もこなす器用さが人気の選手だ。

　3分34秒の動画は、「一度しか言わねぇから、よーく聞けよ！」と一喝してスタート。地方自治体を取り巻く状況が変容し「国の言うことだけ聞いてりゃ何とかなった時代」から「戦う覚悟のある自治体だけが生き残っていく」と説く。

　そのうえで「夢を持ったバカな職員がよ、市民のために日々挑戦し続ける。唐津市役所はよ、それが許される大バカな職場だ」とアピール。「一度や二度の挫折でへこたれねえ、そんな『ストロングスタイル』全開の仲間を唐津市は待ってるぜ」と、新日プロらしい呼びかけで締めている。

　セリフの原案は人事課がつくり、新日プロと共に練り上げたという。反響は上々で「求める人材はしっかりアピールできたと思う」と人事課。

　募集は専用サイトのみで、8月22日午後5時まで受け付ける。問い合わせは人事課（0955-72-9185）へ。