【長崎】島原城400年記念大みそかイベント CF協力募る

 長崎県島原市の島原城築城400年記念事業実行委員会(委員長=古川隆三郎・島原市長)は、大みそかから元旦にかけて島原城を夜間開城するカウントダウンイベントを企画している。同城での年越し行事は4年ぶりで、築城400年の節目の年の始まりをにぎやかに迎える計画だ。運営資金400万円はクラウドファンディング(CF)で募り、実行委は「より多くの方に、次の100年の幕開け準備にかかわってもらいたい」と協力を呼びかけている。10月10日まで。


コロナ禍前の島原城カウントダウンイベント(島原観光ビューロー提供)


 島原城は、戦国大名・有馬氏にかわって領主となった松倉重政が1618年(元和4年)から7年かけて築いた。


 例年の大みそかは、除夜の鐘つきや音楽ステージなどでにぎわい、天守閣にのぼって年越しを迎える人の姿も多く見られるが、2020年からの3年間はコロナ禍の影響で行事が中止されていた。

 築城400年を祝う今回は、天守閣そばの特設ステージで、12月31日午後9時から、お笑い芸人や音楽愛好家のライブ、「島原城七万石武将隊」による舞踊の披露が予定されている。

10月10日までCF

 実行委は、CFの支援額に応じた返礼を用意している。5000円の返礼品は、島原城公式ホームページ(HP)への氏名記載や築城400年記念パス(年間入場券)、1万円は築城400年記念御城印も贈呈する。

 また、10万円以上は24年中に実施する「島原城 特別夜の陣」への招待がつき、30万円や50万円になると甲冑(かっちゅう)着付けの体験サービスも。一方、返礼品なしのコースもある。

 支援は、こちらから。問い合わせは、島原城の指定管理団体「島原観光ビューロー」(0957-62-4766)へ。


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