【鹿児島】カンパチ×サツマイモで鹿屋の新土産が誕生!

 鹿児島県鹿屋市の菓子業者が、国内有数の養殖地として知られる市特産のカンパチをモチーフにした和洋菓子を商品化した。特産のサツマイモなどを使ったパイやクッキーなど5品で、「恋するカンパチ」と命名。「燃ゆる感動かごしま国体」の会場で販売し、鹿屋を知ってもらう新たな土産物として期待されている。


鹿屋の菓子店が開発した新しい土産物「恋するカンパチ」

 開発したのは「菓子工房 亜ん寿」(鹿屋市寿8)、「菓子工房 ボンヴィヴォン」(同市西原4)、「パティスリーモンアンドロワ」(同市笠之原町)、「東京屋 菓子店」(同市吾平町)、「お菓子の誠花堂」(同市寿5)の5店舗。

 それぞれクッキーやパイを新たに商品化し、いずれもカンパチをモチーフにした魚の形などがデザインされている。地元産のサツマイモを使った芋あんをパイ生地で包んだり、芋のパウダーや特殊な小麦をアクセントにしたクッキーに仕上げたりした。価格は150~200円。

 きっかけは「尖(とが)ったお土産」をテーマに鹿屋市が昨年開いた政策コンテスト。カンパチとサツマイモを掛け合わせたお菓子を提案した東海大付属高輪台高(東京)の作品が最優秀に選ばれた。「恋するカン八」とネーミングしており、商品化を目指す市が、地元業者に呼び掛けて実現した。

 市観光総合物産センターで9月20日、商品の披露会が開かれ、提案した生徒らが「多くの人に愛されるお土産になって」などと呼びかける動画が流れた後、関係者ら約50人が試食。「サクサクしておいしい」「食べ応えがある」などと歓迎する声が聞かれた。

国体会場で先行販売へ 

 かごしま国体の開会式が開かれる鹿児島市の白波スタジアムで10月7日に、成年女子バレーボールの会場となる鹿屋市の串良平和アリーナで同8、9日に先行販売し、5店舗の店頭にも順次並ぶ予定。問い合わせは市ふるさとPR課(0994ー31ー1121)へ。


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