【佐賀】佐賀県遺産カードラリー 3月28日まで開催中!

 佐賀県は、景観が美しい地区や地域を象徴する建造物などを認定する「佐賀県遺産」を巡り、オリジナルのカードを集めるカードラリーを行っている。地域に根付いている歴史や文化を県内外に広くPRし、保存や活用への理解を促す狙いだ。3月28日まで行う予定。

66か所の歴史文化PR

 県遺産の認定は2005年度からスタート。これまで、「徴古館」(佐賀市)や「旧唐津銀行本店」(唐津市)、「浜野浦の棚田」(玄海町)など66か所が選ばれている。県は、多くの人がこうした県遺産に足を運ぶきっかけにしてもらおうと、バスツアーや、インスタグラムを活用したフォトポイントラリーなどを企画してきた。


各地で用意している県遺産のカード。枚数限定でシリアルナンバーが入ったものもあるという

 今回企画したカードラリーは24年12月20日から行っており、対象は認定された66か所。現地を訪れたり、観光案内所など指定場所で写真を見せたりしてオリジナルのカードを入手する。カードは名刺ほどの大きさで、表に対象遺産の写真、裏には説明文などが記載されている。

 全66種類のカードを集めた参加者にはカードアルバムが贈られる。カードやアルバムは数に限りがある。県まちづくり課によると、県外から参加して達成した人もいるという。県の専用サイトで、カードの配布場所などを載せたガイドブックをダウンロードできる。

 同課の担当者は「古民家など、観光パンフレットに載っていない県遺産もあるが、その地域の暮らしを物語る貴重な場所だ。楽しみながら巡ってほしい」と話している。

 問い合わせは佐賀県遺産カードラリー事務局(050-3668-7950、平日午前9時~午後5時)へ。


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